雨傘運動とは?香港デモが起きた理由も分かりやすく説明!

雨傘運動とは?香港デモが起きた理由も分かりやすく説明!

8月30日(金)に政府への抗議デモが続く香港で、2014年に雨傘運動でリーダー格で『民主の女神』と呼ばれた周庭さんを始め、3人の主要人物が拘束されました。

現在は拘束は解かれていますが、彼らが拘束された容疑として、2019年に発生した6月21日にデモ隊が警察本部を包囲した件について、許可のない集会への参加をあおったことなどとされ、取り調べを受けていたそうです。

今回は2014年に発生した『雨傘運動』とはなんなのか、6月に起きた香港デモが起きた理由についても分かりやすく説明していきたいと思います。

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2014年に発生した民主化デモ『雨傘運動』とは?

香港で2014年9月26日の夜~2014年12月15日まで続いた民主化要求のデモです。

金鐘アドミラルティ(政府庁舎前)』、『銅鑼湾(コースウェイベイ(繁華街)』、『旺角(モンコック(繁華街』にて、中学生、高校生、大学生を中心とする若者と一般人が『幹線道路の占拠』と抗議活動をしました。

なぜこのようなことをしたのかというと、1997年に英両国合意の下で英国から中国に返還されてからも、いまだに独自な社会、司法、政治制度を維持している香港でありますが、90年代の中国政府は将来、香港政府のトップは普通選挙を通し市民によって選出されると約束したそうです。

しかし中国の圧力により、『香港政府が持ち出した案は事実上民主派の立候補を認めない』という仕組みとなったため、市民から不満がの声が出ました。

また、抗議活動の初日、警察が催涙ガスを使用したことに対する反発が強まり、抗議活動を長引かせました

その結果、幹線道路占拠と抗議活動を通して、交通機関を麻痺させ、香港政府と中国政府に圧力をかけ、香港は国際マスコミ拠点でもあり、中心部であるアドミラルティで抗議活動をすることによって世界(特に旧宗主国であるイギリスをはじめとする英語圏地域)から関心を呼びかけておりました。

抗議者たちは、主に『Facebook』や『Whatsapp』などの『SNS』を通して動員したそうです。

 

ちなみに『雨傘運動』の雨傘という名前はデモの参加者が雨傘で警察の催涙ガスから抵抗するのに雨傘を使用したことからきているようですね。

香港で起きた大規模なデモの理由はある条例が原因?

今回、なぜここまで大規模なデモが香港で行われたのかというと一番の要因としては、『逃亡犯条例の改善案』に対する反対のデモ活動が大きいです。

 

そもそも『逃亡犯条例』というのは、香港以外の国で犯罪を犯した容疑者が香港に入国(逃走)した際に、容疑者の引き渡しをおこないますよ~という条例です。

こちらの条例は香港が、香港以外の国や地域と容疑者引き渡しの協定を結び、その国や地域から要請があればいつでも引き渡すことが可能です。

 

『逃亡犯条例』を作る事になったきっかけと、改正された理由とは?

まずはこの『逃亡犯条例』を作ることになったきっかけですが、2018年2月17日に台湾旅行中に台湾で起きた殺人事件がきっかけになっています。

当時、付き合っていた香港人カップルの女性が他の男性と『性的関係』を持ったことで妊娠したことで争い、最終的には女性は殺されてしまいます。

このとき男性が死体を遺棄したまま香港に帰国してしまったことに加えて、香港と台湾は容疑者の引き渡しの協定を結んでいなかった為、殺人を犯した犯人を法で捌くことが出来ませんでした。

 

このような出来事を増やさないためにも『逃亡犯条例』が制定されたと言われております。

次に『逃亡犯条例』を改正することになった理由として

 

・容疑者の引き渡しの簡略化。

・容疑者の引き渡しの協定を結んでいる20カ国から更に増やしたい。

・身柄を引き渡す協定を結んでいない国で犯罪を犯した罪人が香港に逃げてきた場合に対処出来る国を増やしておきたい。

上記の3点がいまのところ明確な改正理由となってます。

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『逃亡犯条例』が改正されることで起きるデメリット

この改正案が通ることによって、香港を始め、中国本土や台湾との容疑者の引き渡しの簡略化を出来るので、メリットがあるように思えるのですが、どうやら逆にこの『簡略化』がアダになっているようです。

そもそも日本と香港、中国とでは法律も異なります。

簡単に例を挙げさせていただくと、Twitterに安陪総理の悪口を書いたとしても日本では逮捕されたり、おとがめを受けたりしませんよね?

ところが中国は少しでも政府の悪口を言ったり、批判した人物を勝手に反乱分子と決めつけ、拘束された後に拷問を受けたりする可能性だってあります。

この『逃亡犯条例』の本当の目的は、条例を簡略することによって中国政府側が、邪魔な反乱者を排除するというのが本当の目的なんです。

このことから香港の人たちが必死になって、デモ活動を行う要因はここにあります。

ちなみなんとこの条例は『香港で生活している外国人』にも適用されてしまうとのことなので、普通に抵抗しますよね。

この条例が可決されてしまったら香港の人たちは、中国政府のやりたい放題の条例のせいで、自分たちの生活にも大きく影響を与えるわけですから、同じ状況になったら私もデモ活動に参加しますね。

まとめ

雨傘運動は、元々イギリスの領土だった中国が、『中英両国の同意』でイギリスから中国に返還されたが、中国政府が香港政府が持ち出した案は『民主派の立候補を認めない』と発言したことから市民の不満が爆発し、幹線道路占拠と抗議活動を通して、交通機関を麻痺させ、香港政府と中国政府に圧力をかけた。

また、今年の6月に起きた香港デモは『逃亡犯条例』という建前は一見よさそうだが、本当の狙いは中国政府が好き勝手に理由を付け、勝手に反乱者にした上で拘束し、排除するための条例であり、香港の事は考えていない条例だった。

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